2007年06月13日

同棲

生活が始まった。
最初はその人も職安に行ったりして仕事を探したけど
選り好みが酷くて、思うような仕事がなかった。
しかし、毎月の返済や生活費に追われているので、働かないわけにはいかない。
それでも、その人は選り好みして面接さえ受けようとしなかった。
仕方なく、私は歯科医院に勤めて、足りない分の生活費は大手消費者金融を渡り歩いて工面した。
そんなある日曜日の朝
玄関のベルが鳴った。
確か
クリスマス前だったと思う。
まだ世間知らずで無防備だった私は
何の確認もせず
「はぁい♪」と言ってドアを開けた。

そこに立っていたのは
私の両親だった。

居場所のわからない私を両親は方々手を尽して探し回ったらしい。
「何で?」とビックリしている私に父は一言…
「ドアを開ける前に、どちら様ですか?って確認ぐらいしなさい!変なセールスだったらどうすんだ!」って
小言を言った。
いや…
今、ここで言うことじゃないでしょ?(笑)

思いがけず突然、両親と話し合いになった。
その人のこと、何も知らないのに結婚を認めるわけにはいかない。
かと言って、私を無理やり連れて帰っても、監禁出来るわけでなし、問題の解決にはならない。
取りあえず、家に電話をつけることと、これから結婚について話し合いをすること…
両親が認めてくれるまで入籍はしないこと…
そんな約束をしたと思う。
帰り際、車まで両親を送って行く時
母は私に
「よりによって、あんな人…前に住んでいた所の近所で聞いたけど、平気で怒鳴りつけたりするって、評判も良くなかったし、その人が勤めてた職場では、あんな人辞めてくれてせいせいした。って言われた。アンタが貧乏クジ引くことない。すぐに帰っておいで」
そう言った。

母の言葉は正解だったんだけど…

私は、そんな母の言い方や価値観が嫌いだった。

両親が帰った後
その人は、母と話してた内容について私を問い詰めた。
嘘をつけば良かったのかもしれないけど
私は
その人が、私と結婚するために
何があっても努力してくれるもんだと
当たり前に思っていたし…
母の言った言葉をそのまま
その人に伝えた。

その人は
私と結婚したいわけじゃなかったんだろうなぁ。多分…
母の言葉に激怒するだけだった。
結局…

両親とその人の間に挟まれて
辛い日々を送ることになるのだ。
posted by 凪紗 at 02:46| 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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